essay大学エッセイ

第一志望合格の秘訣その1

 あるニュースサイトに「いつから大学受験のための勉強を始めたか」のアンケート結果が掲載され、一番多かったのが「高校二年の2・3学期」でした。この時期に始めて第一志望に合格できるとしたら、相当の学力があるか、無理せず学力に見合った志望校を選んでいるか、どちらかでしょう。

 スポーツ、例えばテニスなら①体力作りや素振りなどの土台作り、②ストロークやボレーといった基本技術の反復練習、③サーブ&ボレーで攻めるか、ストロークで粘るか、どのコースを狙うかといった、戦う相手を想定しての戦術確認、④実戦形式の練習や練習試合を経て、反射的に身体が動くようになるまで(ダブルスなら臨機応変に動きの連携が取れるまで)仕上げてから試合本番に臨むことで、勝利の可能性が高まります。

 受験でも、ひと通りの単元別学習を終えてから、上記④にあたるプロセスで、「反射的に身体が動く」状態に仕上げることが、「第一志望合格の秘訣その1」となります。それがどんな状態を意味し、仕上げるためにどんな勉強が必要かについては、長くなりますので、個別のご相談に譲りますが、これを可能にするためには、「志望校を早く決めて、一日も早く受験勉強をスタートさせる」ということが必要です。志望校決定のご相談は、この「大学への羅針盤」をぜひご利用ください。

 この「一日も早く受験勉強をスタートさせる」こと、特にスタートダッシュには様々なメリットがあります。そのうちの特に大きな効用について、次回の「第一志望合格の秘訣その2」でお話しします。

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