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模試でE判定でも、第一志望合格を諦めない!

 10月は、駿台や河合塾の一般的な記述模試やマーク模試としては最後の模試が実施され、11月は大学別の模試が中心になります。この10月の模試結果が11月に返却されて、高校の三者面談で出願校を決めていく流れが一般的ですね。

 模試の合格可能性の判定、つまりはA判定とかB判定とかの評価が物差しとなり、D判定やE判定への出願については、見直しを勧められることが多いのですが、そこは、よく考えるようにしたいものです。もっと言えば、第一志望を簡単には諦めないで下さい。

 まず、模試結果は10月時点の学力であって、共通テストまで3か月、一般入試まで4か月前後あります。この期間の勉強の仕方によって、受験者集団の中での位置取りは、まだまだ変えることが出来るはずです。加えて、志望校の過去問演習を夏以降やってきた受験生であれば、模試の合格判定が、「受験者集団の中での位置取り」を正しく反映しているとは限りません。それはなぜか。

 いうまでもなく、大学入試の本番は、予備校の模試問題ではなく、大学が作成したそれぞれの入試問題でどれだけ得点できたかで決まります。模試で点数が取れなくても、入試問題で得点できれば良いわけで、本番での位置取りは、過去問演習でいかにトレーニングを積み重ねたかで左右されるはずですね。

 「ノーアタック、ノーチャンス」、これはアメリカ最高峰の自動車レース、インディ500で2回優勝した佐藤琢磨さんの名言です。模試で偏差値65を取れなくても、難易度65の大学に合格する。ぜひチャレンジして下さい。

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