essay大学エッセイ

日東駒専と産近甲龍

大学エッセイ

進路指導の現場でも使われる、偏差値レベルによる私立大学のグループ分けは、早稲田、慶應を頂点に、時にはそこに上智を加えた早慶上智、あるいは東京理科大も加えて早慶上理から始まり、すでにご紹介した偏差値60レベルのMARCHが続きます。

関西でこの60レベルに並ぶのが関関同立、関西学院大、関西大、同志社大、立命館大ですね。
では偏差値50レベルではどうか、それが本日のお題、関東では日東駒専、関西では産近甲龍です。
日大、東洋大、駒澤大、専修大、この4校は、東都大学野球リーグでも競い合っています。
産近甲龍は、京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大ですが、京都では、神戸市東灘区の甲南大は遠いため、佛教大に置き替えて産近佛龍とも言うようです。
関東では、45レベルの大東亜帝国というくくりもあり、大東文化大、亜細亜大、帝京大、国士舘大を指します。
大学は、グループ入りによる知名度アップを歓迎しつつ、難易度が上がってもなかなかそのグループから「卒業」できないため、痛し痒しのようですね。
いずれにしろ、人気と入試の難易度によるグループ分けですから、施設、環境、研究などの水準を正確に反映したものではありませんし、学風もそれぞれ異なります。
やはり大学選びは、自分がやりたいことが出来るのか、周辺の街も含めて雰囲気は自分に合っているのか、出来れば高2までに実際に足を運び、自分の目で確かめ感じてみると良いですね。

関連記事