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経済学部、経営学部、商学部の違い、わかりますか?

 東大の文Ⅰ(法・政治系)と文Ⅱ(経済系)の難易度が逆転したといわれています。この人気の経済系には経済学部、経営学部、商学部といった学部がありますが、志望校を決めるにあたっては、それぞれの学部でどんな勉強ができるのか、よく理解しておきたいですね。

 まず経済学ですが、理論と実践という分け方でいえば理論を中心に学びます。経済現象の分析、経済を安定させるための金融や財政を含む政策などが研究の対象です。

 経営学は、企業組織と活動にスポットを当てて、企業活動の目的である利潤の最大化、組織論、人材活用、経理などの財務、その中で重視されつつあるコンプライアンス(法学部の企業法務とも重なる)など、実践的なテーマが研究対象です。

 商学部は、そうした企業活動の中の、商品・サービスを売るという側面に焦点を当てた実践的な研究を行う学部で、マーケティングや流通、商品企画などを含みます。

 以上がざっくりとした説明ですが、必ずしも学部名だけでは判断できず、出願先を考えるにあたっては、それぞれの大学の学科・専攻・コースの構成と研究内容をよく調べる必要があります。例えば、経済学部が経済学科と経営学科に分かれていることはよくあり、特に国公立に多い例ですね。経営学部の中にマーケティングコースがあったり、商学部に経営セクターがあったりもしますから、よく注意しましょう。

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