essay大学エッセイ

志望校の過去問演習は、遅くとも夏から始めよ。

 過去問演習にどれくらい時間がかかるか、計算したことはありますか? その計算は、まず何校分の過去問をやるか決めることから始めます。

 第一志望はもちろん、併願校も含めて、少なくとも入試前半の日程(全学部や学部ごとの個別日程など)でそれぞれ何回受けるのか、まず試験日順に並べてみて、重なったり無理な連続日程にならないか確認です。

 そうしたチェックを経て入試カレンダーが出来たら、それぞれ何年分の過去問をやるかプランを立ててみましょう。第一志望、第二志望は、出来れば10年分くらいやりたいですね。滑り止めであっても、必ず過去問には眼を通しましょう。難関校の問題をやっていれば大丈夫と高をくくっていると、傾向が全く違っていて痛い目に遭ったりしますから。

 さて、各大学学部・日程を何年分やるかの延べ年数と入試科目数を掛け算すると、何セットの問題をやるかが計算できます。A大学M学部のS日程が4科目入試であれば、1年分で4セットです。1セットに必要な時間は、初めのうちは試験時間の3倍、演習を進めて力がついても最低2倍と考えて下さい。答え合わせ、正解すべき問題と落としてもいい問題の検討、正解すべきなのに落としてしまった問題の類題演習など、過去問演習を意味あるものにするには時間がかかるのです。

 こうして過去問演習に要する時間を計算すると、受験生の夏のこの時期、すでに待ったなしであることに気づくはずです。現役生は、学校が始まればそう多くの時間を確保できませんからね。そう、時間の有る夏休みにどれだけの過去問演習ができるか、ここが勝負の分かれ目なのです。

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